Cotswolds(コッツウォルズ)の見るべき場所が点在していて、どこに行けばよいのか、どの順番に回るのが良いのか頭を悩ませるところです。
私の元ホストマザーが連れて行ってくれたドライブルートを紹介します。車に乗っているのはだいたい2時間くらいです。
今回巡った場所は以下の7か所です。
コッツウォルズの小さな町 イーブシャム
Evesham(イーブシャム)はホストファミリーが住んでいる町です。
昔はイギリスで3番目に大きな修道院がありましたが、今は遺跡のみ残っている小さな町。
こじんまりとしていますが、活気があるので楽しく街歩きができます。
Eveshamの紹介記事はこちらをご覧ください。
Eveshamから最初に向かうのはStow-on-the Wold(ストウ・オン・ザ・ウォルド)です。車で約30分の道のり。
コッツウォルズの丘の町 ストウ・オン・ザ・ウォルド
Stow-on-the-Woldはマーケットタウンとして栄えました。Cotswoldsで一番標高が高い町です。
車を停めるのはMarket Square(マーケット・スクエア)です。繁忙期はかなり多くの人が車で訪れます。
足かせ
Historic Village Stocks(足かせ)がMarket Squareに保存されています。
試しに手を入れてみました。Eveshamにも保存されていますが、こんな風に遊べないです。
マーケット・クロス
Market Squareに建っているMarket Cross(マーケット・クロス)は14世紀のものです。
部分的に修復がされていますが、上部が巣箱のような形をしていて、シンプルでかわいらしいです。
ディグベス・ストリート
Market Crossから延びる細い道、Digbeth Street(ディグベス・ストリート)はいろいろなお店が並んでいます。
はちみつ色の石で造られた家が狭い道に立ち並んでいる、Cotswoldsらしい道です。
歩道がかなり狭いですが、車も通る道なので、歩くのに気を付けてください。
Digbeth Streetの坂を下ると、Sheep Street(シープ・ストリート)という広い道に出ます。
運よく車のない写真を撮れましたが、大型トラックも走る幹線道路です。
ストウ・オン・ザ・ウォルドを歩いたルート
Stow-on-the-Woldは単純に歩くだけなら往復15分くらいで歩けます。私たちは写真を撮ったり、ショッピングをしたりして1時間くらい滞在しました。
次はStow-on-the-WoldからBurford(バーフォード)へ向かいます。車で15分くらいの距離です。
コッツウォルズの風景が素敵なバーフォード
Burfordは中世につくられた町です。High StreetからThe Hill(ザ・ヒル)にかけてお店が並びます。
坂の上からは、はちみつ色の家やチューダー様式の家が並ぶ通りと、緑色の丘を一度に見ることができます。
バーフォードの駐車場の場所
駐車場はChurch Lane(チャーチ・レーン)の奥にあります。River Windrush(ウィンラッシュ川)を渡ると駐車場です。
ホストマザーはSwan Lane(スワン・レーン)に路上駐車しました。
道路の端に二重線が書いてあれば駐停車禁止なので、何も書いていない場所に駐車しましょう。当然取り締まりもあるので、自己責任で駐車してください。
ハフキンズ
Burfordで一番有名なお店がHuffkins(ハフキンズ)というベーカリーです。
いつの間にか日本でエコバッグが人気になっています。
麻で作られたショッピングバッグは丈夫で、毎日の買い物に使いやすいんですよね。何よりかわいいから、買い物も楽しくなってしまいます。
私は毎日使い続けたら、ボロボロになってしまって新しいのがほしいです。
Stow-on-the-Woldにも支店がありますが、Burfordが本店です。
トルセー博物館
Tolsey Museum(トルセー博物館)では、Burfordのマーケットに関する物が展示されています。
Henry VII(ヘンリー7世)の勅許状やドールハウスが見所です。
建物は1500年代前半にマーケットハウスとして建てられました。この建物の中で、商人が市場の使用料を払っていたのだそうです。
入場料 | 無料 |
開館時間 | 4月~10月 14:00~17:00 |
ボランティアで運営されているので、開館時間でも閉まっていることがあります。
バーフォードを歩いたルート
滞在時間は45分くらいでした。博物館に入らなければ30分もかからずに見て回れます。
次はBourton-on-the-Water(ボートン・オン・ザ・ウォーター)に向かいます。車で15分から20分の距離です。
コッツウォルズの水の町 ボートン・オン・ザ・ウォーター
Bourton-on-the-Water(ボートン・オン・ザ・ウォーター)はRiver Windrushのほとりの村です。夏に行くと川に足を浸したくなります。
ボートン・オン・ザ・ウォーターの駐車場の場所
駐車場はStation Road(ステーション・ロード)にあります。
ここでもホストマザーはSt Lawrence’s Church(セント・ローレンス教会)の近くに路上駐車してました。
モデルビレッジ
The Model Village(モデル・ビレッジ)はBourton-on-the-Waterを9分の1のサイズに縮小したアトラクションです。
本物の石で忠実に再現されています。教会のステンドグラスも精巧に作られていて見ごたえがありますよ。
また、Bourton-on-the-Waterの街並みを忠実に再現しているので、当然The Model Villageも9分の1に再現されています。
入場料 | £4.25 |
サマータイム開館時間 | 毎日10:00~18:00 |
ウィンタータイム開館時間 | クリスマス以外毎日10:00~16:00 |
キノコ型の石
Bourton-on-the-Waterでとてもよく見かけるのが、Mashroom Stone(キノコ型の石)です。
丁度いい高さなので腰かけていたら、ホストマザーにそれは椅子ではないよと注意されました。
昔はネズミ返しとして倉庫の脚になっていたそうです。日本にも高床式倉庫にネズミ返しがありましたが、その石造りバージョンです。
キノコの形がイギリスの庭にも合って、とてもかわいらしいです。
ボートン・オン・ザ・ウォーターを歩いたルート
High street(ハイ・ストリート)沿いに川が流れていて、芝生と小さな橋がある人気スポットがあります。
川の周りを散策するのが気持ちよくて、1時間くらいで十分満喫できます。
次はLower Slaughter(ローワー・スローター)に行きます。隣の村なので車で5分で行けます。
コッツウォルズの平和な村 ローワー・スローター
Lower Slaughter(ローワー・スローター)は、Cotswoldsの中で私の一番好きな村です。
はちみつ色の石の家が一番かわいい村だと思っています。
Bourton-on-the-Waterはすっかり観光地化されていますが、Lower Slaghterはそこまで観光客が多くないので、本当にゆったりとした時間が流れます。
ローワー・スローターの駐車場所
駐車場はないので、またまた路上駐車です。
The Parish Church of Saint Mary Lower Slaughter(セント・メアリー教区教会)の近くに停めました。
ローワー・スローター博物館
古い水車小屋を改築したのがLower Slaughter Museum(ローワー・スローター博物館)です。
建物は1086年の国勢調査の記録に既に載っているくらい古い建物です。
ここでは昔の粉ひきの機械や水車小屋を見学し、パン作りの歴史を学ぶことができます。
入場料 | £2.50 |
開館時間(3月~10月) | 毎日10:00~18:00 |
開館時間(11月~2月) | 毎日10:00~日暮れ |
井戸
もう使われていなさそうな井戸もかわいいです。
何の用途で使われていたのかなどはわかりません。
歩いたルート
とても小さな村なので歩くだけなら10分くらいで済んでしまいます。
でも、私たちはここに1時間くらいいました。のんびりする時間を満喫できる村です。
次はChipping Campden(チッピング・カムデン)に行きます。車で20分くらい。
コッツウォルズのマーケットタウン チッピング・カムデン
Chipping Campden(チッピング・カムデン)は中世のマーケットタウンでした。
駐車場はHigh Streetにあります。小さいので満車の場合は路上駐車です。
ホストマザーはSt James’ Church(セント・ジェームズ教会)の近くに停めました。
少しHigh Streetから遠いのですが、この近くに見所があるのです。
セント・ジェームズ教会
St James’ Churchはノルマン様式の建物です。最初の頃はもっと小さな教会でしたが、800年以上もの間に、少しずつ今の形になりました。
私たちが訪れた時は結婚式があった日だったらしく、門に黄色いリボンが飾られて、お米が散らばっていました。
イギリスでも黄色は幸せの色のようです。
イースト・バンケティング・ハウス
East Banqueting House(イースト・バンケティング・ハウス)は、なぜあんな所にあんな建物が建っているのだろうと不思議になります。
原っぱの真ん中にあるちょっと不思議な建物です。
建物はジャコビアン様式で、元々はCampden House(カムデン・ハウス)というSir Baptist Hicks(バプティスト・ヒックス卿)の邸宅の一部でした。
Campden Houseはかなり大きな邸宅でしたが、市民革命で大部分が壊され、East Banqueting HouseとWest Banqueting Houseが残っています。
今はEast Banqueting Houseに宿泊することができます。
駐車場も完備していますが、あの建物に行くまで歩かなければなりません。
マーケット・ホール
このMarket HallもSir Baptist Hicksによって建てられ、羊毛の取引が行われていました。
現在はNational Trust(ナショナル・トラスト)の管理下に置かれています。
チッピング・カムデンを歩いたルート
St James’ ChurchからHigh Streetの端にあるThe Red Lion Tavernまで歩いても約10分です。
High Streetの北側には花かごを飾る家が多くて、写真撮影が楽しいです。
最後の目的地はDover’s Hill(ドーバーズ・ヒル)です。Chipping Campdenから車で約5分です。
コッツウォルズを一望!ドーバーズ・ヒル
Dover’s Hillは400年前にCotswolds Olympics(コッツウォルズ・オリンピック)という大会が始められた場所です。
駐車場からDover’s Hillまで歩いて7分です。
ドーバーズ・ヒルからの眺め
ここからEveshamが見えるそうですが、どこがそうなのかよくわかりませんでした。
丘はかなり急です。
下りたはいいけど、上るのが大変です。でも、走り回りたくなる丘でした。
ドーバーズ・ヒルを歩いたルート
駐車場からDover’s Hillまでは一本道で、田舎道の散歩を楽しむ感じです。
コッツウォルズドライブの合計時間
今回のドライブと観光にかかった時間は約7時間です。
ホストマザーはCotswoldsの道に詳しく、細い道もビュンビュン走っていたので、初めてのドライブはもう少しかかるかもしれません。
田舎の道をドライブするのは絶対楽しいので、ぜひトライしてみてください。
↓コッツウォルズの記事はこちら↓