イギリスのパンケーキはクレープ生地のようにペラペラで薄いものです。?
牛乳と卵、小麦粉があれば簡単につくれ、砂糖とレモンをかけて食べるのがイギリス流。
そんなパンケーキの日、パンケーキ・デーとはどんな日なのか、この記事で説明していきます。
イギリスのパンケーキ・デーはどんな日?
パンケーキ・デーとは、復活祭の40日前のShrove Tuesday(告解の火曜日)のことです。
Shrove Tuesdayはこれまでの罪を悔い改め、懺悔する日とされています。
キリスト教ではShrove Tuesdayの翌日から復活祭の40日間が断食期間となり、卵や牛乳などを断食期間前に消費するためにパンケーキを作ったのが始まりです。
パンケーキ・デーという軽いネーミングですが、実はキリスト教の宗教行事なんですよ。
毎年復活祭の日が変わるので、当然Shrove Tuesday=パンケーキ・デーの日も変わります。
2020年は2月25日でしたが、2021年は2月16日です。
パンケーキ・レースはどんなレースなの?
イギリスのパンケーキ・デーに、各地で行われるのがパンケーキ・レースです。
エプロンをしてフライパンを片手に走るもしくは早歩きするレースなのですが、フライパンの中にはパンケーキが入っています。
そのパンケーキをフライパンを振ってひっくり返して、走る速さやひっくり返す高さなどを競うのが、パンケーキ・レースです。
パンケーキを落としてしまうとペナルティが課されるので、結構難しい。
バランス感覚がものを言うレースですね!
イギリスのパンケーキ・レースで有名な町、オルニー
イギリスのパンケーキ・レースで最も有名な場所はOlney(オルニー)という村です。
Olneyのパンケーキ・レースは女性のみが参加でき、1445年ころに始まったかなり歴史の長い大会です。
昔ある女性がパンケーキばかりを焼いていて時間に気づかず、ミサの時間に遅れそうになったためエプロン姿でフライパンを持って教会に走って行ったのが始まりだそう。
YouTubeにパンケーキ・レースの様子がありました。フライパンが意外と小さいですね。
ロンドンのパンケーキ・レースに参加してみよう!
パンケーキ・デーに開催されるパンケーキ・レースはロンドンでも開催されます。
東ロンドンで行われるGreat Spitalfields Pancake Race(グレート・スピタルフィールズ・パンケーキ・レース)は誰でも参加できるので観光客もたくさん来ます。
仮装している人がたくさんいて、見ているだけでも楽しいですよ。
この期間にロンドンにいるなら一度行ってみてはいかがでしょうか。